近年、質量分析技術の著しい進歩・発展に伴い、臨床現場特に検査領域においては、本技術を用いた感染症起因菌迅速同定が、保険収載を契機に市中病院においても日常検査として広く実施されるに至りました。
本学会では、質量分析技術の臨床応用を目的に、2013年より医用質量分析認定士認定制度をスタートさせ、既に500 名以上が医用質量分析認定士の資格を取得され、医療現場をはじめ社会で活躍されています。
今般、修文大学医用質量分析センターの立ち上げを記念し、ブルカージャパン株式会社 の西田・韮澤両氏を講師にお迎えし、MALDI-TOF MS装置を用いた臨床検査への応用、特に感染症起因菌同定実習を含めた医用質量分析セミナーを2024年7月31日、修文大学キャンパス内にて実施しました。
午前中は講義、午後は少人数グループに分かれ医用質量分析センターにて試料4種類(*S. aureus*、*E. coli*、*P. aeruginosa* 、*C. albicans*)を用い、autoFlex speedにて解析、Biotyper TM にて菌同定作業を体験して頂きました。尚、セミナー終了後、参加者に修了証をお渡ししました。
主催:修文大学医用質量分析センター
後援:一般社団法人日本医用マススペクトル学会、ブルカージャパン株式会社
開催日時:2024年7月31日(水)10:00〜17:00
開催場所:修文大学講義室(11号館1階)、医用質量分析センター(9号館4階)
講師 :西田冨士雄(ブルカージャパン株式会社)
韮澤崇(ブルカージャパン株式会社)
実技指導:中西豊文(修文大学医療科学部)
参加者 :38名(研究者:8名、学生:30名)
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